ゼンマイワークスの日常。

時計の修理やカスタム作業に関する日々の様子です。
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ハカマとか溶接とか。

 

晴れた土曜日でしたね。

 

土曜日なのに会社にいるのは何故でしょうね。

 

仕事が終わらないからですよ。

(逆ギレ)

 

あ、以前『手タレ』をした時のムービーと記事が『日経スタイル』さんにアップされていますね。

 

これから毎週土曜日に4回に分けてアップされるそうです。

監修もしましたが、意思疎通と言うか、ニュアンスの違いで内容が間違っているかもしれません。

 

その時は弊社までお知らせ頂かなくて結構です。

 

そっと心の中にしまっておいて下さい。

 

あはははは。

 

 

さて、例のハカマを嫌々作らなければなりません。

 

あ、心の声が漏れていました。

 

だばだば。

 

 

いつも通りにドリルで真鍮棒に穴を開けます。

 

『もうドリルが折れるのは諦めよう』

 

と思って作業しているのですが、最近は折りませんな。

 

なんで?

(知らん)

 

あ、ドリルを折らずに穴を開ける方法を試しているからカナ?

 

 

外径も削ったので、四次元ポケットに吸い込まれない様に注意しながら切り取ります。

 

 

一番上の金色のブッタイが外れて使い物にならなかったハカマです。

 

もう捨てます。

 

針の下側の金色のクリオネが今回作ったハカマとなります。

 

こちらは捨てません。

 

 

早速、針にカシメますよ。

待っていても合体しないので。

 

本当にしないカナ?

(しない)

 

 

針の上部に出た部分を穴を中心に拡げつつ、叩き潰してカシメます。

 

完全に潰してしまわず、この様に先端がエリンギみたいになっている状態で次の工程に移りますよ。

 

 

まだエリンギの状態です。

 

これでは見た目にアレなんで、エリンギが椎茸の様に丸くなるように潰して行きますね。

 

 

ちょっとトリミングが足りなかったですかね。

見えない方は心の眼で見て下さい。

 

カシメ部分が丸くリベット状になっています。

 

 

次回に針を抜く時の事を考えて、ワタクシはハカマに『鍔』を付けています。

こうする事で、ハカマが針から取れてしまう悲惨な事故を未然に防げると思います。

 

あ、上の方法はワタクシ個人のやり方ですので、上手く行かない場合には『松野時計店』様にご相談下さいませ。

(丸投げ)

 

 

ここでラーメンです。

 

武士は食わねど高楊枝って言うじゃないですか。

あ、じゃあ食べちゃダメじゃん。

あはははは。

 

 

ハカマをカシメた針を取り付けるのですが、ハカマに開けた穴の大きさを削りながら調整しなければなりません。

 

 

裁縫の針なんて目じゃない位に細いリーマー(五角形の棒)で穴の内径を削って拡げます。

 

リーマーはブローチとも言われますな。

 

ちなみに、ワタクシが穴を拡げる際には、針を指先で持って作業しています。

この辺りは人によって方法が違うでしょうね。

 

 

あと、リーマーに少量のベンジンを着けながら作業すると少し削りやすいと思います。

 

この針の場合にはペイントも夜光もないので、針ごとベンジンに浸けていますが。

 

他にもリーマーに関するノウハウがありますが、そのうち紹介するカモ。

 

 

強く押し込む為に、穴石調整器を使って押し込みました。

 

グイグイ。

 

 

錦糸町の某時計師のマネをして、クロノグラフの針を動かしてからの、

 

 

リセット!

 

 

ズビシッ!

 

板橋の某時計師なら、

 

ビシャッ!

 

 

針も全て付いたのでケーシングしました。

 

 

ハト先生がガックリと跪いています。

 

一体、何があったのでしょうか?

 

クロノグラフのスタート&ストップをする側のプッシャーを押した感触が酷いです。

 

本当に酷い。

 

 

プッシャーからの力をレバーに伝えるプレートです。

 

鉄板をL字型に曲げただけの簡単なお仕事です。

(お仕事の説明なの?)

 

立ち上がった部分がプッシャーで押されますが、厚みも薄いし曲げた角の部分の剛性が弱すぎて変形しちゃうんですよ。

 

プッシャーで押されても、プレートが変形する事で力が逃げちゃうし、押されて曲がったりもします。

繰り返しているうちに折れそうですよ。

 

 

レーザー溶接再び。

 

来月支払う修理代は痛いですが、本当に直して良かったデス。

いや、メインの用途は外装修理用で全然違うのですが。

 

 

黒焦げで分かり難いですが、曲げた部分の角の内側にスチールを盛りました。

 

角部分の厚みを増して剛性を上げようかと。

 

 

盛った部分を整えました。

 

補強したので、他と干渉しないか確認が必要ですね。

 

こんなザックリしたパーツなのに、他のパーツとのクリアランスはタイトなんですよ。

 

 

どうやら問題は無さそうです。

 

ヨカッタ、ヨカッタ。

 

 

プッシャーを押した時の感触が格段に良くなりました!

 

リセットの感触は元々良いのですが、嬉しくて無駄にスタート&ストップを繰り返しちゃいましたよ?

 

このヴィーナス170って、感覚的に直すところが多いですね。

 

なんか、フワッとした部分が多い。

 

例えばスプリングが2つあって、それぞれが逆方向に働いているのですが、そのバランスが狂うと時計が止まるんですよ。

 

時計が止まる。

 

それって致命的じゃないですか?

え?そうでもないですか?

(オオゴトだよ)

 

意味が分かるまで、意味が分かりませんでした。

(文章がヘンだよ?)

 

 

銘の無い時計ですが、『PRECISION』と入っています。

 

正確・精密とかって意味ですが、それって時計の事じゃなくて、

 

『正確に作業しろよ?分かってるよな?』

 

そんな意味なんでしょうか?

 

オレに対する挑戦なの?

(一人称が)

 

とにかく終わった風味です。

これから数日間の精度テストと調整ですね。

 

はー、長かったー。

 

え?いつも?

 

ひー。

 

時計修理のご相談はゼンマイワークス

 

おっさんムニムニ、さぁ!早く!

(03−6262−3889)

 

まで、ご連絡下さいませー。

| ZENMAIWORKS | comments(10) | -
監修:ゼンマイワークス 佐藤 努

普段やってることとの落差が激し過ぎる(笑)
| かずちん | 2018/11/11 12:05 PM |

え?そうですか?
でも、カズちんが振って来た仕事ですよ?(笑)
| ゼンマイワークス | 2018/11/11 1:04 PM |

いやぁやっぱり上手だなぁ。さすが本家。よっハカマ先生!
・・・なぜかうちにハカマ作成の依頼が来てますけど。巻ブレスの修正依頼も来てるな。・・・丸投げしたい(笑)
| 松野時計店 | 2018/11/11 9:36 PM |

テキトーですよ?松野時計店さんには遥かに及びません。
ウチの稚拙な作業では申し訳ないので、松野時計店様に全振りしたいと思います。
| ゼンマイワークス | 2018/11/11 9:59 PM |

うえぇぇずりぃぃぃ。稚拙ってなんだ。難しい言葉を使って紳士感を出しやがって(笑)。ランナーと針をお送りしよう。着払いで(笑)
| 松野時計店 | 2018/11/11 10:49 PM |

ウチ・・・高いですよ?間にカズちんを挟むので、中間マージンがガッポリと(笑)
| ゼンマイワークス | 2018/11/11 10:51 PM |

カズちんさんは金に汚そうなので挟まないで下さい(笑)
| 松野時計店 | 2018/11/11 11:03 PM |

汚くないよ?むしろ太っ腹。
やりたくない仕事の見積は高そうですが(笑)
| ゼンマイワークス | 2018/11/11 11:09 PM |

ヒドっ(笑)
| かずちん | 2018/11/12 11:12 AM |

ははは!
| ゼンマイワークス | 2018/11/12 11:15 AM |










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