ゼンマイワークスの日常。

時計の修理やカスタム作業に関する日々の様子です。
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筒カナ調整。

 

おっと。

 

イキナリ月曜日をスっ飛ばして、火曜日ですね。

 

皆様、GWは楽しまれたでしょうか?

 

 

久しぶりな感じでゼンマイモトです。

 

テンション高めで走っている様に見えるかもしれませんが、実は強い向かい風と闘っております。

 

スピードが出ない。

 

 

箱崎で降りますよー。

 

 

株式会社ベスパさんで、オイル買いました。

 

GW前に買い損ねたのでー。

 

 

優しい誰かにパンを貰ったみたいで、喜ぶハト。

 

食パンだけ食べて、喉に詰まらないのでしょうか?

 

コーヒーとかいる?

 

 

さっき写真を見て気が付きましたが、先週の金曜日も同じパンだったみたいです。

 

えぇ、イインデス。

 

そんなモンデス。

 

しくしく。

 

 

珍しくG-SHOCKなんぞを嵌めていました。

 

えぇ、それだけです。

 

 

色々と難題が降りかかる『とな』です。

 

 

パーツ調達などの整理が終わるまで時間が掛かりそうなので、一旦組み立ててしまいます。

 

ベンチの上でバラバラのままだと、他の作業ができないし、パーツを無くしそうなんで。

 

いや、無くしませんが。

 

無くしませんよ?

 

 

一部のパーツは届いているんですケドー。

 

 

しばらく、ケースの中で待機して貰いましょう。

 

オヤスミー。

 

 

そして、セイコーです。

 

みんな大好き(?)『7S26』ですね。

 

セイコー5とか、ボーイことSKX007とかに使われているムーブメントです。

 

 

針・ダイアル・カレンダーと分解して『筒カナ』が出て来ましたー。

 

 

筒カナを外しました。

 

外すと言うよりは、2番車に嵌っているので、引っこ抜く感じですね。

 

2番車は1時間で一回転する分針の動きをします。

 

しかーし、分針は2番車に直接付いているワケではなくてですね、2番車に嵌っている筒カナに付いているんですよね。

 

何故なら、時刻合わせの時には2番車とは独立して回せないとイケナイからです。

 

でも普段は2番車の一部っぽく回っている必要があるので、2番車に対してユルユルに嵌っているワケではなく、2番車の軸にある微妙なクビレに対し、ある程度のキツさで嵌っています。

 

筒カナがユルユルだと、2番車が回っていても筒カナが追従できなくて、筒カナに付いている針が動かない状態になりますからね。

 

そんな状態を『置き回り』とか呼びます。

 

逆にキツク嵌っていると、時刻合わせの時に針回しが異常に硬くなるし、ムーブメントのパーツに負担が掛かりますよ。

 

 

コレが筒カナ単体です。

 

胴の中央辺りに凹みがあるのが、うっすらと分かりますか?

 

少し光って見える部分です。

 

見えない方は老眼を (ry

 

 

2番車の横に置いてみました。

 

2番車のクビレと、筒カナの胴の凹みの位置関係が分かりますカネー?

 

この筒カナの凹みの分だけ内側に出っ張っていて、2番車との適度な抵抗を生みつつ、2番車から抜けない構造になっています。

 

今回のご依頼では、

 

・針が軽く回りすぎて時刻合わせがし難い

・秒針を止めにくい

 

との事でしたので、筒カナの凹みを増やして、2番車への締め付けを強くします。

 

あ、このムーブメント(7S26)は秒針を止める為のハック機構がないのですが、針を僅かに逆回転させる事で秒針を止める事が可能デス。

 

 

筒カナは薄いパイプ状のパーツですので、内側に適当な棒を入れて締めすぎない様にします。

 

 

筒カナの胴にある凹みに合わせてタガネをセットしたら、軽く叩いて締めます。

 

タガネではなく、ニッパーの様な『食い切り』とか専用のペンチ状の工具もありますね。

 

いずれにしても、この辺りの力加減は慣れですねー。

 

 

ムーブメントに筒カナを戻して、筒カナの締め付け具合の感触を確かめてから短剣車を被せます。

 

短剣車は文字通りに短剣が付く車ですね。

 

 

カレンダー周りのバネなども組みます。

 

 

曜日のディスクを規制するバネも組み、最後にディスクを付けます。

 

 

実際に針回しがスムーズ且つ、秒針が止まる強さまで筒カナを調整できたか確認して完了です。

 

ハックの有無はメーカーの考え方次第で、採用されたり採用されなかったりしますね。

 

PATEK PHILIPPEも過去の殆どのムーブメントにハックは付いていませんし。

 

ハックが無いと不便と言う意見もあるでしょうし、ワタクシは個人的にはハックは不要だと思っています。

 

秒針を止める方法に慣れてしまえば特に不便は感じませんし、むしろ楽に感じます。

 

何より、そんな慣れも含めて手の中に収まる機械の操作を楽しんだ方が、愛着も湧くような気がしたりしなかったり。

(どっち?)

 

どちらかと言うとハックの乱暴な止め方の方に違和感を感じるくらいなんでー。

 

 

さ、ネムネム男はカエリマス。

 

時計修理のご用命はゼンマイワークス

 

おっさん - ムニムニ - さぁ早く!
(03−6262−3889)

 

まで、お電話下さいませぇ。

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