2019.05.12 Sunday
バネ加工。
にっちよぉーび。
でした。
今日が母の日みたいですが、昨日のうちに実家へ行き、実家で飼っている犬をコネクリ回して来ました。
今日は天気も良かったので、ゼンマイモトのエンジンを掃除していました。
こうして見ると、完全に車体の右側にエンジンが搭載されているのが分かりますね。
そりゃ、右に傾きたくなるワケだ。
何故か首都高の非常帯(右側)から、振り返って後方を伺っている様子です。
よし!今だ!
ハトの画像はコレだけでした・・・。
飛び立つハト。
オメガですー。
キャリバーは忘れました!
しかも、お預かりしたのは地板だけ(笑)
あ、ご同業のお客様でした。
新品のパーツが投入され、問題は見られない様に思えましたが。
針回しの位置までクラウンを引くと、巻芯ごとポロリ。
外れちゃうと言うより、無理に引っ張らざるを得ない構造なのが原因かと。
あまり繰り返すと、新品のオシドリとか巻芯もダメになっちゃいそうです。
地板を含めたパーツは正常だと思うのですが、ゼンマイを巻くポジション→カレンダー早送りのポジションへは軽くスムーズに引く事ができます。
カレンダー早送りのポジション→針回しのポジションまで引くと、非常に重いので巻芯が抜けちゃうみたいです。
『稼動するパーツを全て磨いてやろう』
とか、
『絶対に抜けない様にオシドリをレーザーで加工』
とか思いましたが、しばらく観察していたら何となくムリのある場所が分かった気がします。
小鉄車とカレンダー早送り車の載ったレバーの動きが重すぎる?
いや、個人的にオメガは殆ど作業していないので、気がするだけですが。
つまり、
『只の勘』ってヤツですね。
『あてずっぽ』とも言いますネ。
イヒヒー。
このバネが無駄に強過ぎね?
まぁ、意味があっての事なんでしょうケド。
その意味までは知らない。 (おい)
だって、だって、地板だけだからー。
オメガは普段はスタッフが担当してくれてるカラー。
そもそも、クラウンを引き切ると、バネの余分な部分がバネ本体に干渉しちゃってマス。
こりゃ、余計に引く力が必要になっちゃいますよね。
ですので、バネの余分な部分を削ります。
ごーり、ごーり。
削りました。
これで干渉は無くな・・
・・って、無い。
今度はバネ本体と地板が干渉しちゃっていますよ。
この曲げ部分が要らない気がするので、折らない様に鉛の上で修正しますよ。
鉛のブロックは、パーツを叩いたり曲げたりするのに便利ですねー。
折れました。
動揺を隠すかのように、タバコを吸いながらコーラで一息つきます。
ホッと一息コカ・コーラ。
素材となるようなバネを探し始めました。
意外とタクサン見付かったので、色々と試しに作ってみました。
あ、お客様には電話で御説明して、別作の許可は頂きマシタ。
今度こそ折らないように、鉛の上で叩いて曲げていきます。
純正品より細くシナヤカなバネですな。
バネの強さを弱くしたかったので、別に間違っていません。
おぉ?!
予想通りに、気持ち良くクラウンを引くことが出来るようになりましたよ。
勿論、ヘンな力も要らないので、勢い余って巻芯を引き抜いてしまう事もありません。
本当にコレで解決したのかは、全てのパーツが組まれていないと判断できないと思いますので、一旦はこの状態でお戻ししようとオモイマス。
さて、帰ります。
明日は夜から雨っぽいですなー。 ゼンマイモトに乗れないー。
昨日から『春の交通安全週間』に突入したので、大人しくしていた方がイイですね。
あ、いつも大人しいデスよ?
時計修理のご用命はゼンマイワークス
おっさん - ムニムニ - さぁ早く!
まで、ご連絡下さいませ。
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