ゼンマイワークスの日常。

時計の修理やカスタム作業に関する日々の様子です。
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閑話休題。

 

天気予報の傘マークが無くなってラッキーな月曜日。

 

週末から傘マークが並んでいるのですが、そろそろ関東も雨季に突入するのでしょうか?

 

雨季。

 

 

WRでも伏せる!

 

ベスパよりも上体が起きているのか、上半身に受ける風が強いッス。

 

 

ハトが飛びながら横切ったので、おじさん驚いちゃったよぉ。

 

首都高だったらハトを抱えて走るトコでしたよ?

 

 

こちらは、ハトケツ×2。

 

 

月曜日なんで景気づけにメロムパンですよ。

 

えぇ、どんな景気づけなんだか知りませんケド。

 

何か、月曜日だったのに事務処理もスムーズに終わって機嫌が良いです!

 

あ、ワタクシの機嫌は関係ナイですね。

 

はい。

 

 

ネジ磨きも最後の1本になりました。

 

うはははは。

 

思い付きで書いているので、いつも通りに話しに脈絡はないのですが、

 

『トドのつまり』

 

って言葉はあるじゃないですか?

 

トドって、魚のボラの事だったんですね。

 

ぼら。

 

ボラって出世魚で成長に伴って『オボコ』→『スバシリ』→『イナ』→『ボラ』→『トド』って呼ばれるんですって。

 

んで、最終形態と言うか最後なので『トドのつまり』なんだとか。

 

『ほー』

 

って、感じですよ。

 

時計とは全く関係の無い雑学でした。

 

ネジ磨きが終わった事で肩の荷が下りて、すっかりOHすら終わったような感覚に襲われていますが、本番はコレからですな。

 

 

あ、ムーブメントの洗浄も終わっています。

 

これから組み始めるのですが、その前に雑学と言うか、閑話休題的な話しを1つ。

 

あ、この先は時計師の方向けで、読んでもツマラナイかもです。

 

え?

 

いつもツマラナイ?!

 

うえぇぇぇ。

 

 

コレはゼンマイですー。

 

ゼンマイワークスのゼンマイです。

 

時計用自動洗浄機で洗浄済みで、これから香箱に収めて行きます。

 

手順としては、

 

洗浄

ゼンマイ入れ器で巻き込む

香箱に収める

注油

香箱芯を入れる

蓋を閉める

 

こんな感じの人も多いと思います。

 

ワタクシは上記手順とは少し違うかもしれないので、丁度使っている工具のメンテも兼ねて書いてみようかと。

 

 

コレは革を貼った棒で、一般的にはバフスティックと呼ばれています。

 

汚れを拭いたり、研磨剤を付けて磨いたり、色々な用途があります。

 

このバフスティックの根元の部分の革を少し頂戴しますよ。

 

いひひひ。

 

 

剥ぎ取った革を2つに切りました。

 

 

両面テープでピンセットの内側に貼り付けます。

 

勿論、接着剤でも良いのですが、ワタクシはイラチなんで、乾燥までの時間を待つのがイヤなんですよ。

(どんだけセッカチなの?!)

 

因みに塗装も乾燥時間があるので精神的に苦手です。

 

 

貼り付けたら、ピンセットの形状に合わせてサイドの部分をカッターで切ります。

 

別にハサミでも念力でも良いんですが。

 

 

んで、貼った革にオイルを塗布します。

 

革が新しいウチは、オイルを吸うのでタップリ塗布しますよ。

 

 

このピンセットを使って、ゼンマイの端から端までオイルを塗ってあげます。

 

ピンセットを使うと、内端の狭い部分まで塗りやすいんですよ。

 

 

直前に洗浄したゼンマイですが、こんな感じで汚れが残っているんですよねー。

 

 

オイルを塗ったゼンマイを、ゼンマイ入れ器に巻き込んで香箱に移します。

 

ゼンマイ入れ器を使う事で、逆にゼンマイを切っちゃう人もいますよね(笑)

 

あははは。

 

 

この時点で、既にゼンマイへの注油は終わっている事になります。

 

ゼンマイ同士の摩擦面も、香箱への接触面も。

 

 

後からゼンマイに注油する場合には、この状態になってからゼンマイに数カ所オイルを載せて、蓋を閉めた後で香箱芯を巻き込んだり、解いたりしながらオイルを馴染ませますね。

 

 

これで、組立と注油が完了です。

 

勿論、ゼンマイを収めた後でオイルを馴染ませる方法がダメでは無いと思いますし、やり易い慣れた方法で良いと思います。

自分でも若い頃はそうやっていましたし、特に不都合も感じていませんでした。

 

いや、正確には気にしていなかったのかもしれませんね。

 

確かに気にしだすと、実際にはどれ位オイルが馴染んだか分からない事と、オイルでギトギトになったゼンマイに遭遇したり、改めて考えると適量を的確に注油するのは難易度が高いですよね。

 

こんな方法でゼンマイを目で確認しながらオイルを塗ってあげれば、確実にルブリケーションが完了すると思います。

 

ゼンマイの動力が最終的にテンプに伝わるまでに80%程度はロスしていると聞いた事があるので、少しでもネガは潰したいですし。

 

この方法は20年以上前にスイスで知人から聞いた方法で、ワタクシのアイデアでは無いのでご安心下さい(笑)

 

ゼンマイを綺麗に拭き上げる事もできますし、理に適った方法だと思っています。

 

やった事が無い方がいらしたら、一度お試し下さいー。

 

 

さて、組みますかー。

 

でも、今夜は気分良く帰りますかー。

 

とどのつまり、帰るんかい!

 

時計修理のご用命はゼンマイワークス

 

おっさん - ムニムニ - さぁ早く!
(03−6262−3889)

 

まで、お電話下さいませー。

| ZENMAIWORKS | comments(4) | -
ピンセットに革を貼るんですねー。今度やってみよ。
自分はキムワイプを細く切ったものでゼンマイを拭いてました。
指で保持しているんですが、ピンセットで挟むものありですね。
キムワイプは繊維ゴミが出にくいのでベンジン洗浄した部品を乾かすのにも使ってます。
| トーシロキャビモドキ | 2019/06/04 6:37 AM |

指だと内端とか面倒なのです(笑)
ベンジンはメーカー?種類が多いので揮発性も違うみたいですねー。
| ゼンマイワークス | 2019/06/04 10:07 AM |

そうそう、革についてです。
バフスティックの革をひっぺがさなくても、「レザー はぎれ」で検索すると、安い革がいっぱいでてきます。
バフスティック自体も自作できちゃいます。
知ってたらすみません。
| トーシロキャビモドキ | 2019/06/08 6:55 AM |

そうですね!
革は沢山持ってます(笑)
あ、すみませんが一度、弊社のメールフォームからご連絡を頂けませか??
| ゼンマイワークス | 2019/06/08 9:49 AM |










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