ゼンマイワークスの日常。

時計の修理やカスタム作業に関する日々の様子です。
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YEOMAN。

 

関東地方は台風10号の影響も少なくて済んだみたいですなー。

 

結局、ずっとゼンマイモトで通勤できていましたし。

 

風は強かったですけどー。

 

今日もお隣の後輩君がいたので、お腹をくすぐってから出勤です。

 

 

うがっ!

 

雨かと思ったら、前を走る車のウォッシャー液が飛んできました。

 

イヤガラセか?

 

イヤガラセなのか?

 

後ろにバイクがいる時はウォッシャーとかヤメテ欲しいっす。

 

マジで。

 

 

おっと、パトカー。

 

くわばら、くわばら。

(なんで?)

 

 

昨夜の帰りも覆面パトカー。

 

くわばら、くわばら。

(だから、なんで?)

 

 

ハトいました。

 

茶色いから、茶バト?

 

 

完全にビジュアルで選んでいる、本日のドリンク。

 

いや、ランチですか。そうですか。そうですね。

 

そうかな?

(そうだろ?)

 

 

突然ですが『YEOMAN』の時計でございます。

 

『YEOMAN Chronoscope』

 

『ヨーマン クロノスコープ』って読むのでしょうか?

 

1950年代の時計だと思います。

 

 

Chronoscopeって、測定器と同じ名前だー。

(で?)

 

 

ムーブメントはETAのCal.1186です。

 

この時計がちょっと面白いんですよー。

 

クロノグラフでは無いのですが、簡易的なクロノグラフっぽい使い方ができます。

 

 

ちょっと内部を見てみましょうかねー。

 

 

見慣れないレバーですね。

 

リセットハンマーなのですよ。

 

 

ダイアル側から見て、2時位置のプッシュボタンを押している間だけ、矢印のスプリングが歯車に接触して秒針の回転を止めます。

 

ブレーキですね。

 

プッシュボタンから指を離すと、再度秒針が動き始めます。

 

つまり、普段は普通のセンターセコンドの時計に見えますが、プッシュボタンを押した時には秒針が止められる構造なんです。

 

 

秒針が付いてる軸には2重の歯車が付いています。

 

青い矢印が通常の4番車の歯車ですが、秒針の軸には固定されていません。

 

ただし、赤い矢印の車が、常に青い矢印の車に追従する様に噛み合っています。

 

赤い矢印の車の方が、秒針の軸と固定されています。

 

 

矢印の先に見える、小さなギザギザが分かりますかね?

 

 

見えますかねー?

 

見えない方は心の眼で・・・。

 

 

分解すると、こんな風になっています。

 

右が4番車で、先端にギザギザが付いた銀色のパーツが固定されています。

 

左側の歯の裏麺にギザギザが付いた部分と、銀色のギザギザが噛み合う様になっています。

 

2時位置のプッシュボタンを押し込む事で秒針を止められますが、その間はギザギザの噛み合いがスリップする事で、時計自体は動き続けています。

 

クロノグラフ的な使用においては秒針がゼロに帰零しないと使いづらいと言うか、あまり意味がありません。

 

 

4時位置のプッシュボタンを押す度に、秒針がゼロ位置に帰零する構造になっています。

 

矢印で指し示しているレバーがリセットハンマーの役割をしていて、

 

 

プッシャーを押し込むと、大きなハートカムに押し付けられて帰零する仕組みです。

 

リセットハンマーの先端は回転する円盤になっていて、ハートカムに対しても優しさを感じられる設計です。

 

実際の運用では、4時位置のプッシャーで帰零させてから、指を離してスタート。

 

任意のタイミングで2時側のプッシャーを押してストップ。

 

その間の秒数を確認する感じでしょうか。

 

プッシャーから指を離すと、秒針として動き続けます。

 

元々がセンターセコンド用のムーブメントとして設計されていますので、クロノグラフ的な使い方をしてもトルクの落ち込みは無いですし、普段は秒針として利用して、必要な時には計測に使えるワケですね。

 

その『必要な時』がいつ来るのかは知りませんが。

(台無し)

 

まさに、近年のクロノグラフの主流となっている『垂直クラッチ式』と同様の効果を持っています。

 

実際には針を止めたまま固定はされませんので『クラッチ』とは言えませんケド。

 

マニュアルミッションのクラッチに対して、オートマチックミッションの『トルコン』の方が近いですね。

 

垂直クラッチ式のクロノグラフだと、セイコーがCal.6139を発表したのが1969年で、フレデリック・ピゲのCal.1185が1987年。

現行のロレックスのデイトナに搭載されているCal.4130が2000年です。

 

それらに先んじて生まれた、このETAのCal.1186はそれらの源流に『何らかの影響を与えたんじゃないか?』とか妄想が膨らみますよ。

 

 

珍しく、マジメな事を書いたので、スズメで癒されて下さい。

 

いや、むしろワタクシが癒されたい。

 

 

夕方から『GENROQ Web』の打合せでしたー。

 

ちょっと面白い時計と出会った事で、前のめりに山田さんに『見てよコレ!面白くないっ?!』ってYEOMANを見せたら、ワタクシの期待値に対して反応が氷点下以下に低かったので『あとで不幸の手紙を書こう』と強く思いました。
(おい)

 

そして、当然ながら広田さんは面白さに迎合してくれました。

 

面白いし興味深いと思うんだケドなー。

 

 

モータージャーナリストの山田さんをラーメンに誘ったのに振られたので『送る不幸の手紙の枚数を増やそう』と思いながら、いつも通りに独りでラーメン屋さんに向かいました。

 

 

初めてトッピングで『めんたいこ』を頼みました。

 

妻から週に一度と決められている『ラーメンを食べる権利』を使ってしまったので、しばらくはラーメンは食べられません。

 

あ、もう金曜日だから関係ナイか。

 

 

ひゃー、久しぶりに朝になってしまったので、帰りますねー。

 

時計修理のご用命はゼンマイワークス

 

おっさん - ムニムニ - さぁ早く!
(03−6262−3889)

 

まで、ご連絡下さいませ。

 

なお、土・日は定休日となりますので、お問合せは月曜日以降にお願い致しまする。

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