ゼンマイワークスの日常。

時計の修理やカスタム作業に関する日々の様子です。
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バイクの日。

 

先程、キャップを閉めたままのペットボトルを口に運び、

 

『出て来ない?』

 

喉の渇きが一向に潤されなかったバカです。

 

 

今日は8月19日。

 

バイクの日だそうです。

 

え?どゆ事?

 

全ての違反が免除されるとか?

(1つもされないよ?)

 

 

気持ち良く疾走中でございます。

 

最近、本当に飛ばさなくなったなぁ。

(棒読み)

 

 

ハト。

 

首の動きが早すぎて、iPhoneのカメラでは首を捉える事ができません。

 

ハイビートなの?

 

 

チュン太郎。

 

絶賛、砂浴び中でした!

 

 

ついつい、目が合って選んでしまう『たい焼きみたいなデニッシュ』です。

 

目が合ったら思わず手にとってしまうと言う、恐ろしいマーケティングの商品ですよ。

(たぶん、違う)

 

さーてーと。

 

昨日、ハプニングによりブログをアップする気持ちを根こそぎ引っこ抜いてくれた『YEOMAN』です。

 

 

香箱組んでー、

 

 

穴石と受け石に注油してー、

 

 

次は裏周りです。

 

 

この写真を撮った時に気が付きましたが、この裏周りは良いです。

 

つか、楽です。

 

 

普通、裏周りは構造上の効率からなのか、オシドリバネが『裏押さえ』を兼ねている事が多く、写真の時点で『小鉄車』や『日ノ裏車』まで一緒に組む必要があるんですよー。

 

 

輪列を組みますねー。

 

 

おっと、2番車の『縦アガキ(遊び)』が小さかったので、アガキを増やしました。

 

本来は軸受けの穴石とかを動かす事で調整するのですが、この2番車の受けには穴石などが使われていませんので、受けを曲げて行います。

 

ぐいぐい。

 

 

2番車のアガキを変えた事は、同軸に重なる4番車のアガキにも影響を与えますので、同時にそちらもチェックしますよ。

 

 

2番車と3番車とガンギ車を載せましたが『先に香箱受けを組んだ方がイイのか?』と思案中。

 

 

香箱受けを組んでから4番車を入れました。

 

ハートカムがデカイっす。

 

 

輪列受けと、クロノランナーのブレーキを付けました。

 

 

ここで、ひっくり返して2番車に『筒カナ』を入れてから、日ノ裏車と小鉄車を載せます。

 

筒カナは『パチンッ』と入れますので、日ノ裏が先にあると筒カナを入れる時に、日ノ裏車の刃先を潰してしまう恐れがありますよ。

 

このETA 1186の裏押さえが良いと思ったのは、先に筒カナを入れてから日ノ裏車とかを組めるからです。

 

きっと、組みやすさを狙ったと言うよりは、ダイアル側が湾曲している事で高低差が生まれたせいで独立させたんでしょうケドー。

 

 

リセットレバー?

 

クロノグラフならリセットハンマーですね。

 

その後、アンクルやテンプを組んで、動く様になりました!

 

 

1発目の測定では、進みも大きくてアウトビート(ビートエラー)も出ています。

 

 

先にビートエラーを修正します。

 

ヒゲ持ちが可動式ではないので、ヒゲ玉を回して修正ます。

 

いやぁー、これが時間が掛かりました!

 

早いと数分で終わるのにぃー。

 

 

ビートエラーは無くなりましたね。

 

ビートエラーが大きすぎると、ゼンマイを巻上げてもナカナカ動き出さないです。

 

今のメーカー基準だと0.8ms以内って感じが多いですね。

 

割りと大きい。

 

まぁ、少しでもロスになる要素は潰したいんで。

 

え?『オマエがやっている事自体がロスだ!』って?

 

うえぇぇぇ。

 

 

一応、調整も終わりケーシングを待つだけになりました!

 

こうして見ると、テンプも大きいですなー。

 

 

その前に、ダイアルと針の取り付けですね。

 

ダイアルがプックリとしていて可愛らしい・・・。

 

 

さて、ケーシング、ケーシング。

 

で、この後に悲劇が起こりましたぁぁぁ!

 

ぎゃー!

 

ケースにムーブメントを納めて、『機止めネジ』で固定していたら、

 

『ペキッ』

 

と軽快な音がして、ネジが真っ二つに割れました・・・。

 

うえぇぇぇ?

 

『反対側は平気だろうな?』

 

『ペキッ』

 

今度は首がモゲました・・・・。

 

うえぇぇぇぇぇぇー?

 

何なん?

 

これで一気にモチベーションがダウンですよ。

 

もー、がっくし。

 

 

で、ココからは今日の作業となります。

 

針とダイアルを外し、折れネジ抜きの作業からです。

 

 

細いドリル(0.26mmだったカナ?)でグリグリと折れ込んだネジに穴を開けます。

 

 

最後の最後に折れてくれやがった機止めネジ達です。

 

 

ここで、作業を一旦中断して、この後の取材に備えてコンセントレーションを高めている姿です。

 

いやいや、こんなに眼はデカくないです。

 

 

取材も終わり、新たに機止めネジを用意していました。

 

今回はスペースの都合により、半欠けに加工したモノを採用しましたー。

 

 

またまた、ダイアルと針を取り付けますよー。

 

 

3針全てが付きました。

 

秒針はクロノグラフ的な意味合いもありますので、プッシャーを押して位置決めしてから押し込みました。

 

バルジュー系なんかも同じ様にプッシャーを押し込んだまま、リセットハンマーがハートカムに当たっている状態で、クロノセンター針を押し込みますね。

 

 

やっぱり、ネジやスチールパーツが綺麗だと見栄えが全然違いますな。

 

 

裏蓋に『INCABLOC(インカブロック)』の文字が。

 

珍しい。

 

 

インカブロックと言うのは、テンプの耐震措置の事です。

 

インカブロック意外で有名なのは『キフショック』ですね。

 

 

風防は傷が多かったので磨きましたー。

 

 

裏蓋も『コジアケ』を滑らせて付いたであろう傷が多数あったので、仕上げました。

 

弊社で付けた傷だと思われるのもイヤなんで。

 

 

ソンナコンナで『YEOMAN』のオーバーホールが完成しましたー。

 

はー、クロノグラフみたいには手が掛かりませんが、それでも予想よりもダイブ時間が掛かっちゃいましたね。

 

簡易的なクロノグラフっぽい面白い機構ですので、見てみたい方はお気軽に仰って下さいネ。

 

本当は裏蓋をシースルーバックにしたら、気軽に機構が理解出来て更に面白さが伝わるんデスけど!

 

時計修理のご用命はゼンマイワークス

 

おっさん - ムニムニ - さぁ早く!
(03−6262−3889)

 

まで、ご連絡下さいませー。

| ZENMAIWORKS | comments(6) | -
ダイアルサイドに引っくり返したら、真っ先に筒カナ入れてました。
プロは違うんですね。
| トーシロキャビモドキ | 2019/08/20 7:58 PM |

あ、そっか。
自分はムーブメントサイドを終わらせてからダイアルサイドに移るので、そもそもの順番が違いますね。
失礼しました。
| トーシロキャビモドキ | 2019/08/20 8:01 PM |

えぇーっと。
カンヌキとかオシドリバネとか先に組まないとゼンマイ巻いたりできないので、先に組んじゃうのですが、その時に日ノ裏車とか一緒に組むタイプだと、後から裏押さえを再度脱着するとか、筒カナを上手く入れるかしか無いかなーって感じで書いてます!
| ゼンマイワークス | 2019/08/20 8:05 PM |

あー、なるほど。
香箱受け付けといたほうがツヅミ車とキチ車を巻真に刺し易いかなと思って、先に輪列組んでます。
よくオシドリネジを付け忘れますが。
あと、日ノ裏車が注油の邪魔するタイプのムーブメントってないですか?
| トーシロキャビモドキ | 2019/08/20 8:17 PM |

邪魔するヤツありますなー!
穴が開いてて、『ココから注してねー?』ってヤツとか(笑)
| ゼンマイワークス | 2019/08/20 8:54 PM |

邪魔するヤツありますなー!
穴が開いてて、『ココから注してねー?』ってヤツとか(笑)
| ゼンマイワークス | 2019/08/21 8:43 PM |










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