ゼンマイワークスの日常。

時計の修理やカスタム作業に関する日々の様子です。
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ヒゲ玉締め。

 

台風15号どうなんでしょう?

 

やばい?やばくない?

 

明日の朝は首都圏は公共交通機関を中心に大混乱でしょうなぁ。

 

知人が、スイス→香港フェア経由で来日するのですが、今日の飛行機が欠航し、別の便で明日の朝に成田空港に到着するとの事。

 

もしかして一番ヤバイ時間帯!?

 

 

夜からの雨に備えて、傘号で出勤するハト男(はとお)です。

 

 

試しに塗った針ですぐぁ、なんかもっと良い方法が無いのかと暗中模索中ですよ。

 

 

まぁ、考えていても仕方ないので、とっとと加工します。

 

 

本来の使い途は『ヒゲ玉締め』と言って、ヒゲゼンマイを天芯に固定するCリング状の『ヒゲ玉』が緩い時に使用する工具なんですが、まぁ本来の使い方をする事はありませんな。

(おい)

 

針とか軸的なパーツを掴むのに使っています。

小型の万力みたいで便利なんですよ。

 

 

んで、そのヒゲ玉締めに秒針を固定して、サンドブラスターへGO!

 

サンドブラスターとは、メディア(今回はガラスビーズ)を圧縮空気で対象物に吹き付けて、凸凹状に表面を仕上げる機械です。

 

メディアには色々な種類や粗さがあるし、水と共に吹き付けるのは『ウェットブラスト』と言います。

 

錆取りとか、塗膜剥がしとか、色々と使用用途が広いですよー。

 

 

むーん。

 

イマイチですな。

 

んじゃ、再度GO!

 

 

うひゃー。

 

吹き付けるメディアに耐えきれずに変形しまくりんぐ。

 

こりゃ、ダメだー。

 

 

んがー。

 

サンドブラストのせいで、ヒゲ玉締め自体の動きが悪くなっちゃいました。

 

具体的にはスライドするハズのブレードが固着しました・・・。

 

結構高価だし、他にも使うので直さないと。

 

 

あ、ヒゲ玉締めはBERGEONのNO.3007です。

 

同じ品番でも大きさや仕様が違うのですが、一体なんなんでしょうね?

 

 

まずは分解して洗浄。

 

んー、復活せず。

 

ぐはぁ。

 

 

恐らく、サンドブラストの圧力で、ブレードがスライドする部分が変形したっぽいです。

 

 

スライドする為の溝をディグジットの砥石で擦っています。

 

 

んー、こんなモンかな。

 

 

あ、底からドリルで2つほど穴を開けてあります。

 

No.3007は最初から穴が開いているモノもあったと思いますが。

 

 

このブレードを見て『おや?』と思った人は鋭いです。

(何が?)

 

通常は半円形の刻みの数は5個ですが、ワタクシは2つ追加してあります。

 

 

ブレードの裏側は、刻みごとにテーパーを付けて磨いてありますよ。

 

 

よしよし、これで元通りにスムーズに可動する用になりました!

 

追加した小さい刻みは、秒針のハカマとかを掴める様にしてあります。

 

小さなネジの、ドライバーが入る溝を修正する時にも使えます。

 

 

秒針のハカマの内径をリーマーで拡げる時に、小さい刻みで秒針を固定して、下からリーマーを突っ込める様にしてあります。

 

手で持って作業するのが困難だったり、細くて破損しそうなスモールセコンドでは重宝しますよ。

 

 

ふー。

 

思わぬハプニングで、余計な作業になってしまいました。

 

つか、針の方が進んで無いケド?!

 

あー、台風が来るので帰りますー。

 

時計修理のご用命はゼンマイワークス

 

おっさん - ムニムニ - さぁ早く!
(03−6262−3889)

 

まで、ご連絡下さいませー!

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